高田屋顕彰館の本

『日本幽囚記』の世界――アイヌモシリ・罪と罰・戦争と平和――

司馬遼太郎が「文学性もあり、記録性もある、世界の財産みたいな本」だと称えたこの作品から、日本人の「民族観」「宗教観」「法律観」「戦争観」を論考する。

高田屋嘉兵衛翁伝 嘉兵衛翁生250周年記念版

嘉兵衛生誕250周年を記念して作成された図録。浜田、美保関、酒田といった北前船の寄港地に残る高田屋の記録や、淡路島、兵庫(神戸)、箱館、ロシアなど各地の関連資料を集約し、高田敬一著『高田屋嘉兵衛翁伝』(寶文館 1933 )の記述に沿って構成した。ロシア皇帝に献上されたという嘉兵衛の愛刀を探すリコルド子孫の奮闘などの記事もある。

『日本幽囚記Ⅰ,Ⅱ,Ⅲ,Ⅳ』

世にも珍しい興味深い作品が、最近ペテルブルグから刊行された。それは千島諸島の海洋調査中に、士官二人と水夫数名と共に日本人に捕らえられたロシア軍艦の艦長による、二年余に及ぶ日本での幽囚体験と観察からなる手記である。

『対日折衝記』

「日本にはあらゆる意味で人間という崇高な名で呼ぶに相応しい人物がいる」嘉兵衛の交渉相手となったリコルドによる「高田屋外交」の記録。ヨーロッパ各国語に翻訳され、高田屋嘉兵衛の名を世界に知らしめた唯一無比の書。

『高田屋外交 ゴロヴニン事件解決後200周年記念版』

鎖国日本を震撼させた文化露寇から「ゴロヴニン事件」の解決に至るまで、高田屋外交の舞台裏を史料を駆使して蘇らせる!『対日折衝記』と対をなす、嘉兵衛本人が事件を口述した「高田屋嘉兵衛遭厄自記」全文を国内初の翻刻。

新着情報

日本遺産「荒波を越えた男たちの夢が紡いだ異空間~北前船寄港地・船主集落~」の構成文化財を小樽商科大学 高野宏康先生がまとめた、「日本遺産 北前船データベース」が公開されました。
日本遺産 北前船データベース

開館カレンダー
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※祝日の場合は翌平日。1月後半と6月第2週木曜日に公園全施設の休園日があります。