高田屋嘉兵衛の幽囚地ペトロパブロフスクカムチャツキーの児童画
この児童画は、嘉兵衛の幽囚地でもあったロシアのペトロパブロフスクカムチャツキーにある「ジュラーブシカ(小さな鶴)」という市立幼稚園から横浜市の幼稚園に贈られたものです。
この交流をはじめられたのは、横浜市中区元町で「元町クリニック」という医院を営んでいる大本赫子さんです。モスクワに留学したこともある大本さんは、平成14年夏にカムチャツカを旅した時、わが国とは全く環境の異なる市民生活に強く関心をひかれました。とりわけ子供たちが寒さの厳しい冬に、どんな暮らしをしているのだろうと思いを馳せました。
なにか交流の道はないかと考え、「絵の交換なら、言葉の壁を越えて交流できる」と州政府文化担当者の紹介ではじめられたのが本事業です。
厳しい気候の下で 子供たちが描き出す雪や海の表現には、私達日本人とは異なる独特の感性があるように思われます。嘉兵衛の目に映ったカムチャツカの自然を、子供たちの筆を通して追体験してください。